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「国際的な大事件が円高をよぶ」ワケは…!? ニュースの小さなモヤモヤ解消

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毎日なにげなく見ているニュース。わからないところがあってモヤッとしても、調べる手間も時間ももったいなくて、ついついそのままに……という人も、ここでスッキリさせてしまいましょう!

そこで今回は、“円高・円安のギモン”について、経済・金融分野を中心にビジネス実務の翻訳者・ライターを務める筆者から、サクッとご説明します。

いくつかの簡単なポイントを押さえておくだけで、毎日のニュースが断然頭の中に入りやすくなりますよ。

 

■バッドニュースが流れるとなぜ円高になるの?

国際的に大きな事件・事故が起こったり、景気不安のニュースが流れたあとは、円高になる(日本円が買われる)傾向がありますよね。これは一体なぜなのでしょうか?

それは、日本円が“安全通貨”とされているからです。“安全通貨”とは、景気の先行きが不安な時に、避難先として買われる通貨です。これまで持っていたリスクの高い資産を手放して、日本円に逃げてくるのです。他の“安全通貨”としては、米ドル、ユーロなどがあります。

日本は経済大国であり、世界的にみても政治が安定しており平和な国です。また、日本円は流動性が高い、つまり“買いたい時に買えて売りたい時に売れる”という点もポイント。

 

■円安になると“爆買い”が増える

日本経済新聞社編『Q&A日本経済のニュースがわかる! 2016年版』には、円安と円高の日本経済への影響として、次のように説明されています。

<円安になると、輸出企業は円での受取額が増えますが、原油などの輸入企業は円での支払額が増え、収益が悪化します。貿易赤字国では円安がマイナスに働くわけです。>

また、最近は外国人観光客による日本での“爆買い”がニュースになりました。外国人観光客にとっては、円安の方が日本の製品やサービスを“安く”購入できるので、より“爆買い”につながりやすくなります。

 

以上、“円高・円安のギモン”について簡単にご説明しましたが、いかがでしょうか?

いくつかの疑問点が解消されるだけでも、ニュースの内容がかなり掴みやすくなるはずです。

 

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【参考】

日本経済新聞社編(2015)『Q&A日本経済のニュースがわかる! 2016年版』(日本経済新聞社)
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【画像】

Kathrym Bennett/GATAG

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