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ネットショップや実店舗で、リラックスしながら素敵な商品を眺めているときにふと聞こえる悪魔のささやき。
「最近、わたし女子力下がっててやばいよ。それ、買っちゃえ」「このワンランク上のブランドものを買えば、わたしも素敵になれるよ」「これを手に入れたら、何かが変わるかもよ……」
過去記事「これさえあれば…!ムダ遣い時“心の中で言いがち”なNGセリフ4つ」でもお伝えしましたが、普段から頭に刷り込まれている世間一般の価値観や、心の奥底にある劣等感、不安などが買い物中にここぞとばかりに浮かび上がってくることがありませんか?
“のちのち後悔する買い物”というのは、このような“自分の中の悪魔のささやき”が原因かもしれません。
そこで今回は、このような悪魔のささやきに対抗するための、“無駄遣いを防ぐ天使の呪文”をご紹介します。
■1:「今手持ちのものを大切に使う女性の方が魅力的じゃない?」
もしも「ワンランク上の高級品を新しく買えば、あなたも魅力的になれるよ」というささやきが聞こえてきたら、このように考えてみてはどうでしょう。
物を大切にする女性は、男女問わず誰が見ても魅力的で好感度抜群。もちろん、手持ち品がすべて流行遅れで、人に見せるのも恥ずかしいほどボロボロになっているものばかりであれば、迷わず新しいものを購入しても良いでしょう。
けれども、既にいくつも最新デザインのバッグや服、化粧品を持っているのであれば、まずはそれらを大切に使うことに集中しましょう。
ツイッター上では最近、“#底見えコスメ”というタグが人気のようです。これは、“容器の底が見えるほど愛用したファンデーションやアイシャドウ、チークなどの化粧品”を示す言葉。
使い切ってしまうほど優秀な化粧品、という意味もありますが、“物を使い倒す”という行為自体にも好感を持っている人が大勢いることも盛り上がりの一因だと考えられます。
■2:「たくさんの貯金と経済的ゆとりは、心の美容液」
“自分磨き”のために、高級ブランドの化粧品やファッション小物を購入したり、レストランで食事したり、高級旅館に宿泊したり……。もちろん、そんな豪華な息抜きや癒しも時には必要です。
けれども、あまりにもその頻度が多すぎるときは、この呪文を唱えてみましょう。
Forbesの記事によると、経済的ストレスは外見にも影響を及ぼすという研究結果があるそうです。
<学術誌『リサーチ・オン・エイジング』で発表された研究によると、経済的ストレスの水準が高い人々は、低い人々よりも10歳以上老けて見えるのだという>
「また散財しちゃった」とドキドキしながらたくさんの高級コスメを使うよりも、ゆとりを持って購入したほどほどの価格のコスメでケアした方が、結果的に美容には好影響かもしれません。
■3:「大好きな人が同じことしようとしていたらどう思うの?」
よく聞くセリフに「自分へのご褒美」というものがあります。たしかに、頑張っている自分に時々ご褒美をあげることは、自分を大切にすることにつながります。
けれども、自分にご褒美を与えすぎて経済的に苦しくなるようでは、本当の意味で自分を大切にしているとは言えないかもしれません。
これまで数多くの女性の悩みと向き合ってきた作家・上原愛加氏は、著書『今日から、人生が変わる!あなたがあなたのためにできる最高のこと』(PHP研究所)の中で“自分を大切にする基準”を以下のように説明しています。
<“大好きなひと”にしてあげることを、自分にだって、してあげる>
大好きな人が無茶な浪費をしていたら、ほとんどの人がやめるよう説得するのではないでしょうか。そして、代わりにお金のかからないストレス解消法を探したり、何か悩み事はないのかとことん話を聞いたりするかもしれません。それを、自分自身にもやってみてはどうでしょう。
以上、買い物中に無駄遣いを防止する呪文をご紹介しましたが、いかがでしょうか?
手帳やメモアプリに記入しておき買い物のたびに確認するようにすれば、無駄遣い防止に繋がるかもしれません。