年末調整の書類が届くたびに「そろそろ保険を見直そうかな」と考えつつ、いつも放置している方、いらっしゃいませんか? 保険は携帯電話プランのように日々時代にあったものが発売されていて、古い保険だと補償されないケースもあるのだとか。せっかく保険料を払っているのですから、いざというときにリターンがあるものを選んでおきたいものですね。
保険は“家”に次いで高い買い物だともいわれますが、ほかの家庭ではどれぐらいの保険料を払っているのでしょう? 生命保険文化センターが出している調査結果と自分の払っている保険料を比べてみましょう。
■20~49歳の世帯年間払込保険料は平均約34万円
『BizLady』世代の平均値は約34万円ということが判明。子供の保険はまだ安いでしょうから、夫婦で34万円と考えると、一人当たり17万円と考えられます。あなたの年間保険料と比較してみていかがですか?
保険に対する考え方はさまざまで、保険に入るぐらいなら貯金しておいたほうがいいという人もいるでしょうし、働ける間は将来に備えようという考え方もあります。一概に何が良いとは言えませんが、世の中の平均はひとつの基準となるでしょう。
■死亡保険金額は1,509万円、必要な生活資金は5,653万円
これは世帯主の場合ではありますが、死亡した時に支払われる保険金額は1,509万円という結果が出ています。しかし同時に「万が一のことがあった場合に、残された家族のために必要と考える生活資金総額は、5,653万円」という結果も出ており、実際に支給される保険金額とは大きな差があることが気になります。
あなたがもし明日亡くなった場合、いくら保険がおりるか把握していますか? 今年こそ年末調整の書類を書くついでに加入している保険を見てみましょう。
■ガン保険・ガン特約は60%以上が加入
最近芸能界でも辛いニュースが続いていますが、今や4人に1人、3人に1人はガンにかかるというデータもあるほどで、これに対しリスクヘッジをしておくことは妥当と言えるでしょう。世帯でみると6割以上の人がガン保険に入っているそうですが、その加入率は10年前の平成15年と比較すると、5~10%以上あがっているようです。
以上、生命保険について世間一般のデータを見てみましたが、いかがでしょうか?
健康保険で毎月支払う上限は決まっているから保険はいらない、という人もいますが、実際ガンにかかると保険がきかない治療が多数あり、健康保険だけでは受けたい治療が受けられないことにもなりかねません。
なんとなく保険料を払うのではなく、働いた貴重なお金で将来に備えるという概念をもち、自分の入っている保険内容についてはしっかり把握しておきたいものですね。
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【参考】
※ 平成24年度「生命保険に関する全国実態調査」 – 生命保険文化センター
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